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Neken Photo diary


2006-07-24 ステンレス

画像はカワサキ車のステンレスフェンダーです、出来る限り寄ってみて撮ってみましたが、光沢度が伝わるでしょうか?

もちろんメッキではなく、バフ研磨仕上げです、

以前の記事で、ステンレスフェンダーは、光沢が安っぽく、鉄にメッキの部品に変わっていったと書きましたが、ここまで仕上げれば、そんな話もでなかったでしょうね

ただしあまりにも手間が掛かるため、当社では量産は出来ないです・・・・

下の方に映ってるのはデジカメですちっちゃく私が映ってます

2006-07-29 オートバイに使われる素材あれこれ1

市販オートバイといえども、様々な素材で1台が構成されています、

画像は最近特に多く使われてきた、マグネシウムのエンジンカバーです、

最近各メーカーの大型バイクにはどこかしら必ずと言っていいほど使われています、多くはエンジンのカバー類で、少しでも軽くしようと言う狙いなのでしょうか?

?と言うのも、当社に送られてくれば、品物を持ったときにマグネシウムで有れば明らかに軽いので「あれ?」と思い、素材を調べて、加工前に気付けるのですが、このカバーは、ほぼアルミのカバーと変わらない重量でした、加工しようと塗装の剥離を始めたら、あれよあれよと素材自体が腐食していき、結果使い物にならない状態にまでなってしまいました

重さはアルミと変わらず、腐食性はマグネシウムと変わらないエンジンカバー、何が目的で使うのでしょうか?

このカバーのオーナー様には、弁償させていただきました、値段もマグネシウムでした・・・・・

4気筒1000CCマシンにも多く使われていますが、それは持てば軽さが実感できるので、「まだ」良い物が使われているのでしょう、 ただワークスなどが使う「本物」はびっくりするほど軽いですよ、 値段は「びっくり」では済まないでしょうが、桁が違いますからね

さて最近多く使われていると書きましたが、70年代の市販車(この時代は主に市販レーサーですね)から、同じ様な素材を確認することが出来ます、一番びっくりしたのは「SRX250」と言うもう20年以上前の単気筒250ccの町乗り市販バイクのエンジンカバーの一部に同素材が使われていて、驚いたことがあります、

マグネシウムだった場合、塗装位しか加工は出来ないと思います、当社でも鏡面にしたいと言われた場合は真空蒸着でお受けしています

この素材にどうしてもクロムメッキという場合、手は考えてありますが、費用と期間は私にもわかりません、それでもと言う場合はご相談下さい、私もやってみたい気がするので(笑)

リサイクルマークも付いています戒めのために保管してあります